700平方フィートに寝室を2つ収めるのは、決して余裕のある広さではない。この広さのユニットでは、空間を引き伸ばすために淡い色でミニマルにまとめるのが本能的な選択になりがちだ。私たちは逆の方向を選んだ。

アプローチ

木工は玄関からキッチンまで、ひと続きのウォールナットのラインとして走る。フルハイトのトールユニットが冷蔵庫を丸ごと呑み込み、オーブンと電子レンジも同じ面に積み重ねているため、この余裕のない空間に家電が突き出ることがない。すべてのボックスは自社工場で一度のCNC加工によって裁断されているため、木目は扉ごとに途切れることなく連続する——この細部こそが、小さな住まいを「窮屈」ではなく「考え抜かれている」と感じさせるポイントだ。

アイランドは装飾ではない。下ごしらえ、ゴミ箱の引き出し、そして座席を担っており、両側に無理なく作業できる通路を残すため、あえてメイン造作から一定の距離を取って配置されている。

材料

  • 木工 — ENF級躯体にウォールナット突板を貼り、裁断・エッジバンディング・組み立てをすべて自社工場内で実施。
  • 床材 — 温かみのある木目調プランクを、リビングと寝室エリア全体に敷設。
  • 照明 — リビングエリアには埋め込みダウンライトとコーブ照明、アイランド上部には編み込み仕上げのドラムペンダントを吊るした。
  • 浴室 — 大判タイル、壁掛け式のウォールナット製洗面台、そして下部に間接照明を仕込んだミラー。

私たちが特に伝えたいこと

小さな住まいでのダーク系木工がうまくいくのは、照明が木工と同時に計画されている場合に限られる——後から取ってつけたのでは機能しない。コーブ照明とダウンライトの位置は、木工図面が確定する前にすでに決められていた。この二つが別の人間によって別のタイミングで決められると、出来上がるのは温かみのある家ではなく、ただ薄暗い家になってしまう。