お客様のご要望は、殺風景にならずに明るさを感じられるフラットにすること。その答えは色ではなく質感にあった。
フィーチャーウォール
リビングの壁はフルーテッド木材で、天井まで通り、部屋の長さいっぱいに走り、そして角を折れ曲がる。上部の間接照明で洗うように照らしており、これがそのプロファイルに陰影を与えている——フルーティングにフラットな照明を当てるのは、フルーティングそのものを無駄にする行為だ。テレビはこの壁に直接取り付けられ、その下には一段高い台座の上に低いコンソールが置かれているため、壁全体が一つの塊として見える——前に家具を置いただけの背景板には見えない。
フルーテッドパネルは、なぜ自社で切断すべきかを最もはっきり示す例のひとつだ。パネルの継ぎ目や角のリターン部分で、プロファイルを揃えなければならない。この工程を、その時空いている工場に外注してしまえば、揃うかどうかは運任せになる。
キッチンとパーティション
黒フレームのガラスパーティションがキッチンとダイニングエリアを仕切っている。匂いと音をあるべき場所に留めながら、フラット全体の視線の抜けを保っている——990平方フィートのユニットでは、これはカウンターがあと1メートル増えることよりも重要だ。
ギャレーキッチンはツートーンで、淡い色の吊戸棚と木目調の下部キャビネットを組み合わせ、間接照明を仕込んだオープンシェルフを設けている。ツートーンは見た目の判断であると同時に、実用的な判断でもある——下部は使用による摩耗が大きく、木目調の仕上げは平坦な淡色よりも汚れを目立ちにくくする。
素材
- 木工 — 全体にENF等級のボードを使用、フルーテッドパネルと躯体はすべて自社工場で切断。
- 浴室 — 黒フレームのリード柄ガラスシャワースクリーン、大判タイル、埋め込み式ニッチ、そして洗面台上の間接照明付き鏡。
- 収納 — 明るいオークのオープンキューブシェルフ、サービスエリアはフロストガラスの扉で仕切っている。
- 照明 — 作業エリアの上には黒色のトラックライト、フィーチャーウォールには間接照明での洗い出し。
私たちからの注意点
リード柄・フルーテッドガラスは、透明ガラスに比べて水滴の跡が目立ちやすい。ここではそれが正解の選択だが、放っておける表面ではなく、こまめに拭き取ることが求められる素材だ。







